Photoshopで選択範囲を作成する時に境界線にできてしまうギザギザをなくす方法
こんにちは!
手軽に簡単におしゃれなデザインを実現したいですよね?
しかし良いデザインほど時間も手間もかかります。
作業効率化は非常に重要です。
そんなわけで、私は常日頃デザインを研究し、紹介しています。
被写体選択時の境界線のギザギザをなくす
[被写体選択]や[クイック選択ツール]を使った時に境界線が「ギザギザ」して悩んだことはありませんか?
Photoshopの進化により簡単に以前より選択が正確にできるようになったものの、「ギザギザ」は発生してしまいます。
そこで、今回は境界線に「ギザギザ」が発生しても簡単に「滑らか」にする方法を紹介します。
サンプルファイルを開きます。
選択範囲を作成します。従来ではクイック選択ツールで時間がかかる部分でしからが、今回は[被写体選択ツール]で一発です。
[選択範囲] → [被写体選択]をクリックします。
選択範囲が作成されました。
レイヤーマスクをかけます。
選択範囲が作成された状態で[レイヤーマスクを作成]❶してください。
レイヤーマスクが作成されました。
一見するとレイヤーマスクが綺麗に適用されているように見えます。
本当ですか?
これを確認するために、[ベタ塗りレイヤー]を追加しします。❶❷
それを被写体のレイヤーより下に配置します。
レイヤーマスクが適用されました。
ここからの数ステップはおまけになります。バナナの皮と皮の間の部分がいらないと思ったので、これを削除しちゃいます。
[選択とマスク]を開きます。こちらはレイヤーマスクをダブルクリックすることで開くことができます。❶
クイック選択ツールで一部分を隠します。
不必要な部分をマスクしました。
これまでの作業の中で、背景にベタ塗りレイヤーを適用したので、綺麗に被写体を切り抜けていないことがわかります。
「ギザギザ」していますね。
これを直します。
Step-8と同様の作業を行い、[選択とマスク]を開いてください。
まず、[滑らかに]を調整します。
この項目はギザギザの境界線を滑らかにしてくれます。
境界線が滑らかになりました。
では、次に[ぼかし]を加えます。
知らない人が多いですが、[ぼかし]は境界線をふわっとさせるだけでなく、境界線にふわっとした平らな線を追加するツールです。
ぼかしが適用されました。
[コントラスト]を加えます。
これは「ふわっとしたぼかし」を「鋭いぼかし」に変化させるために使います。
これで境界線に鋭い線が適用され、ギザギザがなくなります。
完成です。
Step 12とStep15の画像に変化を感じないと思いませんでしたか?
その認識は正しいです。
実は・・・Step 12で作業を終えても構いません。
2018年に[被写体選択ツール]が出るまでは、ブラシツールで手作業で選択範囲を作っていました。
その場合は[滑らか]だけでは「ギザギザ」が「滑らかなギザギザ」になるだけなので、まだ不自然だったんです。
しかし、[被写体ツール]は手作業でどうしても発生してしまう手振れがないので、もともとの選択範囲の境界線の完成度が非常に高いんです。
なので、[滑らか]だけで上手く行くことが多いです。
でも、理論上では、Step 12で終わった場合、「滑らかなギザギザ」で終わってしまいます。
Step 15まで行うと「鋭い直線」で被写体が囲まれます。
Photoshopで作業をする中で、画像を見比べると違いが分かります。
これはブログ記事では表現できないです。恐縮ですが、実際に作業を行って確認してみてください。