WordPressのメモリーリミットを適切に増やす方法

WordPressのメモリー制限の上限値を変更するに当たって行うべき作業をまとめています。

WordPressはPHPのメモリーリミットとは別にメモリーを定義して、その値を利用する様になっています。サイトが成長するにつれ、プラグインの数が多くなっていくためにWordPressのメモリーリミットを増やす必要が出てくるケースがあります。

特に、有名なエディターであるElementorなどはメモリーの使用量が多いので、プラグインによってはそれ単体でWordPressに割り与えられたメモリーを使い切ってしまいます。

しかし、ただWordPressのメモリーの値を上げてもきちんと適用されない場合があるので、下記の手順にしたがっておこなう必要があります。

WordPressのメモリーリミットを適切に増やす方法

WordPressサイトのメモリーリミットを適切に増やす方法を紹介します。順番に沿って行えばトラブルなく適用できると思います。今回は最大メモリーを512MBに設定することにします。

Step 1
PHPのメモリーを確認

WordPressのメモリーを増やす前にPHP自体が設けているのメモリーリミットの値を確認すべきです。WordPressのメモリーリミットをいくらあげようと、PHPのメモリーリミット以上の容量を適用することができないためです。

PHPのメモリーリミットは一部のキャッシュ系プラグインやエディターの設定画面に表示されていたりもしますし、専用のプラグインも利用できます。

見つけられる場合はそちらで確認いただいても問題ありませんし、契約ホスティング会社の管理画面に記載がある場合も多いです。

SSHアクセスをお持ちの場合はphp -i | grep "memory_limit"で確認しても良いでしょう。

なお、契約しているサーバープランにより、割り当てられている最大のメモリー容量は決まっているので契約内容の確認もお勧めします。

Step 2
PHPのメモリーを増やす(PHP.init)

PHPのメモリーが512MB未満であった場合は512MBに増大させる必要があります。 PHP.ini ファイルを編集可能である場合は、 PHP.ini を編集してメモリーリミットを増やすべきです。

レンタルサーバーをお使いの場合は、PHP.iniの編集は許可されていないことが多いので、その場合は次のステップで .htaccess ファイルによる適用方法を解説していますので、そちらに進んでください。なお、 .htaccess の値は PHP.ini の値を上書きするので、いきなり PHP.ini が編集できる場合でも .htaccess を使って反映させても問題はありません。

PHPのメモリーリミットを増やすには、memory_limit = を見つけて値を指定します。今回は256MBとしたいので memory_limit = 256M とします。

Step 2-2
PHPのメモリーを増やす(.htaccess)

PHP.ini の編集が不可能な場合でも.htaccessの編集は可能なはずです。.htaccessを通じてもPHPのメモリーの操作は可能です。

.htaccessを使ってPHPのメモリー要領を増やすには php_value memory_limit 256Mの様に記述します。

Step 3
WordPressの管理画面のメモリー使用量を指定

ここまで進めたら、次はWordPressの管理画面でのメモリー使用量の制限を調整します。ご存知ない人が多いですが、WordPressのフロント画面と管理画面で使用可能なメモリー容量は別々に指定できます。

一般的には管理画面のメモリー使用量をフロント画面のメモリー使用量の2倍に指定します。今回はPHPのメモリーを256MBにしましたので、管理画面のメモリー使用量を256MBにします。

  wp-config.phpを開いてdefine( 'WP_MAX_MEMORY_LIMIT', '256M' );の様な記述を行えば適用できます。

Step 4
WordPressのフロント画面のメモリー使用量を指定

同様にフロント画面のメモリー使用量も指定します。今回は管理画面で256MBを指定したので、フロント画面では128MBにします。

WordPressのルートディレクトリにある  wp-config.phpを開いてdefine('WP_MEMORY_LIMIT', '128M');の様な記述を行えば適用できます。